クラミジア検査で陽性はマクロライド系の投与と背中

クラミジア検査で抗体が発見された場合には、マクロライド系抗生物質を投与して、細菌を死滅させますが、なかには効果の無い細菌もあるので、1週間経過後にもう一度抗体検査を行って、完全に細菌が消失したことを確認してから治療が終了します。多くの場合は症状がなくなると、医療機関を受診しなくなってしまいますが、感染を広めないためにも抗体検査で完治を確認することが重要です。クラミジアは症状が進行すると全身に赤い発疹が出るのですが、背中にできていてもなかなか気が付かないので、周囲の人の指摘で感染に気がつくこともあります。クラミジアという病気は、戦前に多くの感染者を出した病気で、当時は食糧事情が悪かったこともあって、風呂場で一緒の湯船に入っただけでも、細菌性の結膜炎などに感染していました。現在では衛生管理が徹底しているので、風呂場でクラミジアに感染することはなくなりましたが、粘膜以外でも感染する可能性は少なからずあることを周知しておく必要があります。マクロライド系抗生物質は、黄色ブドウ球菌やクラミジア、梅毒などに有効な抗生物質として世界中で使用されている薬ですが、使われすぎると耐性菌が生まれるので、近年では抗生物質が効きにくい梅毒などが増えています。アメリカではスーパー耐性菌と呼ばれていますが、日本では主に、多剤耐性菌と呼ばれています。多くの場合は高齢者などの免疫力が低下した人が犠牲になることが多いのですが、最近では赤ちゃんや小児に感染症が流行することが多く、原因不明の手足の麻痺などが起きることで、真相の究明が急がれています。細菌やウイルスは進化が非常に早いので、抗生物質や抗ウイルス薬が開発されると、それに対抗するために新しいタイプの細菌に生まれ変わるので、抗生剤の使い過ぎは将来的なリスクになる可能性があります。

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